ヘッダーイメージ 本文へジャンプ
折々の記録
 
2010以前 2011~2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 


2018年


2018年12月19日(水) 三陸海岸

 2011年3月の東日本大震災後の復興状況を視察するため、三陸海岸を訪れた。宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の嶋田哲郎さんが同行。気仙沼とその周辺の海岸を見てまわった。
 震災から7年半が過ぎ、震災直後のぐちゃぐちゃに破壊された状況からはだいぶ回復してきているが、いまだ大規模工事があちこちで進行している。心配していたとおり、高さ10mにもなる防潮堤がところどころに建設され、また建設中で、沿岸部の環境を一変させている。なぜここに防潮堤がと、疑問に思われるところも少なくない。
 越冬期のコクガンが採食場所とする藻場は、まだ回復していないところが多いようだ。しかし、コクガン自体は漁港などにすみつき(写真)、活発にアオサなどを食べている。オオバンがくわえとった海藻を横どりする光景も見られる。

2018年12月7日(金)~9日(日) 長野県野辺山

 出版関係の知人数人と鳥見に出かけた。初日は轟音鳴り響くすさまじい強風の天気だったが、翌日からは無風の晴天。皆でのんびり散策しながら、鳥見を楽しんだ。観察したのは、コガラ(右の写真)、シジュウカラ、ゴジュウカラ、アトリ、ホオジロ、キレンジャク、キバシリ、ヒヨドリ、カケス、コミミズクなど。
 アトリは数10羽の群れがあちこちの林におり、さかんに飛びまわり、また地表で種子をついばんでいた。キレンジャクは、20数羽の群れがズミの実などをついばんでいた。キバシリは、数か所で一羽ずつ、太い幹の表面をらせん状にまわりながら上り下りしていた。コミミズクは1羽、湿地に接する農地で見かけた。
 宿泊は知人の別荘。薪ストーブの火で暖まり、手作りのおいしい料理をいただきながら、鳥や自然をめぐるいろいろな話に花を咲かせた。異なる経験や知識をもつ人たちの集まりは、いつも新鮮で楽しい。
 遠景の青い山並み、グラデーションのある茜色の夕焼け、暗闇の中の星空が、とても美しかった。


 氷からしたたる水を飲むコガラ

2018年12月1日(土) プロナトゥーラ成果発表会

 プロナトゥーラの名で知られる自然保護助成基金の成果発表会があり、出席した。会場は、東京のアーバンネット神田カンファレンス。研究部門、活動部門、出版助成部門などで助成を受けた個人や団体による口頭およびポスター発表が多数あり、会場は活気に満ちていた。私が代表を務める伊豆諸島自然史研究会は、八丈小島におけるヤギ駆除後の生態系回復にかかわる報告を行なった。好評だったようだ。
 会場には多くの知人や友人が出席しており、よい交流の場にもなった。今年は、伊豆諸島、小笠原諸島、大東列島、南西諸島など島の植物、植生、昆虫、鳥類などの生態や保全にかかわる調査、研究、活動の発表が目についた。
 この成果発表会への参加は初めてだったが、全体によい雰囲気で進められており、同財団の助成が大きな貢献をしていることを感じた。


2018年11月28日(水) 『小鳥草紙』

 中村 文さん著の『小鳥草紙 コトリノソウシ』が出版され、著者からの贈呈があった。日々の小鳥との出合いや交流を、気の向くままに書き留め、書き溜めたのが本書の内容の骨子。おしゃれな文章あり、楽しいイラストや漫画ありの傑作だ。私はこの本の終わりに、「小鳥と中村文さんと」という一文を寄せている。その中の一部を以下に引用する。
 「・・・中村 文さんは、そんな小鳥が大好きだ。ただ好きという人は、たぶんたくさんいる。が、文さんの行動や言葉は、小鳥への愛情で満ちあふれている、というより、あふれ出ている!見聞きしている鳥たちに、即、感情移入してしまう。ちょっと日本人離れしているというか、日本人の繊細な感情が遠慮せずに表に出てきている、といった感じだ。ともかく、ふつうの人が表現しないようなことをやったり言ったりする。この『コトリノソウシ』は、まさにそんな雰囲気が満載だ・・・」

2018年11月28日(水) 中村 司先生ご逝去

 山梨大学名誉教授の中村 司先生の訃報が届いた。11月24日ご逝去、享年91歳だった。中村先生は、鳥類学、とりわけ鳥類の渡り生理・行動分野の世界的権威であられた。日本鳥学会会頭、国際鳥類学会名誉会長、ニューヨーク科学アカデミー会員などを歴任された。   
 今年の9月下旬、毎年欠かさず参加しておられた日本鳥学会大会で姿をお見かけしなかったので心配していたのだが、病に伏せておられたのではないかと思われる。
 記憶は必ずしも定かではないが、私が中村先生と初めてお話しさせていただいたのは、都内の大学で開かれたセミナーの折だったと思う。30年以上も前のことだ。セミナーで先生は、カシラダカなどの渡りの衝動、ツーグンルーエがどのような日照や気象の条件で生じるかについて紹介されていた。日本でもこんな興味深い研究が行なわれているのかと、正直うらやましくもあり、私はいろいろな質問をしたことをおぼえている。20歳も年下の、ちょっと生意気な質問を繰り返す若手研究者に、先生は親切に対応してくださった。
 この例に見るように、中村先生はいつも、老若男女、国の区別なく、だれにでも親切に、礼儀正しく、ていねいに接してくださっていた。
 これまでの長きにわたるご指導、ご厚情に深謝し、謹んで哀悼の意を表したい。

2018年11月25日(日) 「鳥たちのフランス文学」

 上記のシンポジウムが慶応大の日吉キャンパスで開かれ、一聴衆として参加した(右のイラストはポスター)。開催にはかかわっていない。7人の演者が、フランス文学に登場する鳥たちをテーマに、登場する鳥の種類、作品の中での役割などいろいろな角度から分析していた。対象となった作家は、マンスリーヌ・デボルド=ヴァルモール、ジュール・ヴェルヌ、マルセル・ブルースとなど。登場した鳥は、サヨナキドリ、ツバメ、ヒバリ、シジュウカラ、アオガラ、シラサギなど。
 初めて聞く話がほとんどだったので、どれもとても新鮮に感じられた。現実の鳥、化身となった鳥、神格化された鳥など、フランス文学の中で鳥たちは多彩な様相を見せていた。
 今回、このシンポジウムを通じて、慶応大の日吉がこの関連研究の拠点の一つになっていることを知り、とてもうれしかった。今後、よい交流ができることを願っている。






2018年11月11日(日) 三宅島

 レンタバイクに乗りながら、神着、坪田、阿古、伊豆などの広い範囲をめぐっている。噴火後の植生や鳥類の回復状況を調べるのが目的。
 島のあちこちで、ウグイスが囀っている。釜の尻の研究ステーションの周辺では、毎朝、3羽が囀っている。さえずりの質もそれほど悪くない。まるで春のようだ。
 太路池周辺や薬師堂をはじめ、島内の多くの地域で、スダジイの実がほとんどなっていない。スダジイタマバエの寄生が主原因。虫こぶのついた枝が地表にばらばらと落ちている。スダジイの実がないからか、ヤマガラもカラスバトもほとんど姿を見かけない。林内で目立つのは、メジロとヒヨドリ。
 例年のように、太路池には80羽程のオオバンが渡来している(上の写真)。せわしげに泳いだり、潜ったりしている。外来の捕食魚、ブラックバスなどを入れたせいで植物食の魚が減少、その結果、水草が繁茂し、それを食べるオオバンが多数渡来するようになったようだ。
 林縁では、ツワブキの黄色い花、ムラサキシキブの紫の実、アオノクマタケランの赤い実(下の写真)が目立つ。ムラサキシキブの実は、本土のものよりも大きい。アオノクマタケランは林床でも多数見られ、赤い実は木漏れ日にあたって輝いている。


2018年11月7日(水) 都内で講演

 日本ペストコントロール協会主催の感染症対策講習会で、「鳥の渡りと感染症」について講演した。鳥インフルエンザと西ナイル熱に焦点をあて、発生や伝播のメカニズム、鳥類、とくに渡り鳥の伝播へのかかわり、鳥の長距離および局地移動の実態などについて話した。会場は市ヶ谷の自動車会館大会議室。
 参加者は、感染症対策にかかわる企業や行政の人たち、および鳥関係者など。日本では鳥インフルエンザが大きな問題になっており、今冬も発生が懸念されている。そんなこともあり、参加者はみな熱心に聞いていた。

2018年11月5日(月) 徳生公園

 横浜市北部の徳生公園の池に、オナガガモが渡ってきている(写真)。生息数は6羽ほど、すべて雄。半数はほぼ換羽済み、残りはまだ途中。マガモも少数、カルガモは10羽以上いる。
 午後遅かったので鳥は多くなかったが、ジョウビタキ、ヒヨドリ、メジロ、キジバト、ハシボソガラスなどがよく観察できた。ハシボソガラスはマムシグサの実をついばんでいた。
 この一帯は平坦な緑道が長く続いており、散歩道としては最適。自転車が通らないのもよい。



2018年11月2日(金) 引き出しの中の鳥

 ユカワアツコさんの個展「沖つ鳥」に出かけた(写真)。木製の古い引き出しの中に、鳥たちが描かれている。メジロ、オナガ、ジョウビタキ、ノビタキ、アオバズク、オグロシギ、カイツブリなどが、引き出しの奥にひっそりとただずんでいる。立体感があって、いまにも飛び出てきそうな感じがする。すばらしい作品の数々だ。場所は、東京の渋谷区代々木参宮橋にあるショップ&ギャラリー tray。

 https://twitter.com/trill_yukawa
     
 ユカワさんとは知人の作家の方を通じて知り合った。鳥のたいへん好きな方で、イラスト以外にも鳥が飛び出してくるカードなども作成している。おどろきの作品だ。


2018年10月29日(月) 舞岡

 晴天のもと、久しぶりに舞岡に出かけた。鳥の世界は、ガビチョウ以外は静か。モズの高鳴きも耳につかなくなっている。ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、ハクセキレイ、ハシボソガラスなどの常連のほか、コガモ、キンクロハジロなどの冬鳥がぼちぼち。
 植物の世界はにぎわっている。ホトトギス(写真)、トリカブト、ツリガネニンジンなどが薄紫や濃い紫の花を、ガマズミ、クサギ、マユミ、ムラサキシキブなどが赤や紫の実をつけている。
 稲刈りの終わった田んぼでは、稲穂が木組みの上で干されている。




読売新聞2018年10月12日夕刊
2018年10月12日(金) 言葉のアルバム「鳥たちに国境はない」

 本日、読売新聞夕刊の「言葉のアルバム」欄で、私がたいせつにしている言葉として、「鳥たちに国境はない」が紹介された。衛星追跡の結果、マナヅルやコハクチョウ、ハチクマはいくつもの国境を越えて渡り、また朝鮮半島の非武装地帯沿いで越冬するタンチョウは、南北朝鮮の間を自由に行き来していることなどが明らかになった。こうした結果から、私はこの「鳥たちに国境はない」という言葉を実感することになる。同欄の記事は、そうしたことがらを伝えてくれている。
 記事では、私が鳥類学者になることを志したきっかけなども紹介している。執筆は、編集委員の佐藤 淳さん。3週間ほど前に取材を受けた。

2018年10月3日(水)4日(木) コシジロヤマドリの観察

 知人の案内で、九州南部にヤマドリの観察に出かけた。照葉樹林と造林地が入り混じった林内に、「その鳥」はいた。人おじしないヤマドリだ(関連の論文は、坂梨ほか2018:Strix 34:81-94)。
 行動圏内に入ると、ヤマドリの方から寄ってくる。全体に濃い赤銅色、腰から上尾筒にかけての真っ白な羽毛、体の2倍以上もある長い尾羽、典型的なコシジロヤマドリ(九州南部にすむ亜種)だ。
 木漏れ日があたると、濃い赤銅色がひときわ光り輝く。「お立ち台」のようなところに立ち、すばらしい容姿をきわだたせることも。私たちのまわりを歩きまわったり、時には跳びかかってきたりもする。
 雌はいない。独身の模様。静かに動きまなりながら、小声でクックックッ、コッコッコ、ウプププ・・・などと鳴く。
 警戒心がきわめて強いヤマドリにして、信じられない光景だ。が、ともかく、幸せこの上ない時間。じっくり観察し、たくさんの静止画や動画を撮影した。








大瀬崎から玉之浦を望む。


渡りゆくハチクマの群れ。
2018年9月22日(土)~24日(月) ハチクマ講演会/観察会in五島

 この3連休、長崎県五島列島の福江島に出かけた(上の写真)。福江島でのハチクマ渡りルート発見30周年記念の講演会と観察会に参加するためだった。会の主催は、五島市と日本野鳥の会長崎県支部。
 講演会には100人以上の参加者があり、盛会だった。福江島での講演会では珍しいこととのこと。私の演題(基調講演)は「ハチクマの特異な食習性と渡り」、ほかに長崎大の山口典之先生の講演「ハチクマの渡りと気象条件の関係、気候変動の影響」や地元の方の観察記録の紹介などがあった。会場は福江文化会館。
 観察会は24日、島の西端、大瀬崎の展望台で行なわれた。早朝6時ころに到着。6時30分過ぎからハチクマの群れが次々に現れ、「鷹柱」や「鷹の川」などを観察、撮影することができた(下の写真)。
 さらにうれしいことに、滞在期間中に同所で、私たちの研究グループが脱色標識したNo.1とNo.2のハチクマが観察された。カメラマンの方が確認されたとのこと、参加者の多くが喜んでくれた。
 ハチクマ以外では、ツバメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、トビ、ハイイロオウチュウ、ハリオアマツバメなどが観察された。

 観察会終了後、島の南西部の海上に海鳥の観察に出かけた。100羽ほどのカツオドリが観察でき、すばらしい時をすごすことができた。
2018年9月21日(金)  米国スミソニアン研究所の研究者らが来学

 渡り鳥の減少や保全策をめぐる議論や情報交換のため、上記研究機関,、Migratory Bird CenterのRobert A. Rice博士やPeter P. Marra博士らが慶応大・日吉キャンパスを訪れた。会議では、米国側から渡り鳥の減少の現状や越冬地での保全活動が紹介され、日本側からは、日本の夏鳥の減少実態や保全を目指した渡り鳥研究の現状などを私が紹介した。日本側の参加者は、私以外では日本野鳥の会の職員など。
 スミソニアン研究所は巨大な研究組織、Migratory Bird Centeはその中の一部、Smithsonian Conservation Biology Instituteに属する。、研究だけでなく、啓発普及や具体的な保全にかかわる活動も活発に展開している。
 とくに注目されるのは、米国に渡来する夏鳥の越冬地を保全するためのBird Friendly Certified Coffeeプロジェクト。森林を保全しつつコーヒーの栽培をし、鳥たちの越冬地を守る活動だ。ライス博士やマーラ博士らは、この活動を日本や東南アジアにも広げたいと希望している。スミソニアンが認定したバードフレンドリーコーヒーは、すでに日本でも販売されている。日本野鳥の会などがその活動にかかわっている。

2018年9月18日(水) タカの渡り

 タカの渡りの季節になった。長野県北部の白樺峠、愛知県渥美半島の伊良湖岬、鹿児島県大隅半島の佐多岬、長崎県五島列島の福江島など、日本各地の渡来地では、サシバやハチクマが上昇気流に乗って「鷹柱」となり、南へと旅立っていく様子が見られる。秋の風物詩の一つであり、自然のダイナミズムを感じとることのできるすばらしい機会となっている。
 今年、私たちの研究グループは、青森県黒石市でハチクマ3羽の翼に脱色標識を施した。近い将来、より多くの標識個体を国内外の多くの人の目で観察、追跡するプロジェクトの予備試験だ。今年は限られた個体数なので、どれだけ観察されるか不明だが、標識の有効性や観察情報の収集法などを検討したいと思っている。
 関連して、ハチクマの渡りについてインターネットの図鑑.jpのサイトに、以下の2つを寄稿した。関心のある方はお読みいただきたい。

特別コラム「ハチクマの渡りを追跡する」
https://i-zukan.jp/columns/140

コラム追補
https://i-zukan.jp/columns/137

2018年9月18日 ヒツジグサ

 横浜北部の公園で、ヒツジグサが白や赤の花を咲かせている。清楚で美しい花だ。ヒツジグサという名は、未の刻(午後2時)頃に花を咲かせることから名付けられたようだが、実際には朝から夕まで開花している。
 水面には、カルガモやカイツブリが泳ぐ。のどかで、平和な景観が広がっている。
 日中はまだ暑いが、セミの声は遠のき、夜には虫の声が響く。街路樹はアオマツムシの声でにぎわっている。



2018年9月14日(金)~17日(月) 日本鳥学会大会

 日本鳥学会大会が新潟大学で開かれ、参加した。21年ぶりの同大での大会開催だった。400人以上の参加があり、生態、行動、系統、進化、保全にかかわる多数の興味深い発表があった。私は、「カラスって、ほんとうに、すごい!―飲水時と水浴時で栓のひねり方と水量を変える―」の単独講演のほか、ハリオアマツバメの繁殖・採食・空間利用、レーダーによる渡りの追跡、アカモズの繁殖生態、都心でのウミネコ繁殖についての共同発表にかかわった。
 最終日のきょう、17日には、市内の朱鷺メッセのホールで、公開シンポジウム「トキの放鳥から10 年:再導入による希少鳥類の保全」が開かれた(写真)。アホウドリ、クイナ類、トキの飼育下での繁殖と野生復帰をめぐる講演と議論が行なわれた。
 鳥学会の大会は、年々、質量ともに向上している。今後の発展が楽しみだ。来年は東京で開催予定。

2018年9月1日 カラスの観察

 横浜市南部の公園でカラスを観察した。人が与える餌に、7,8羽のハシボソガラスやハシブトガラスが群れ集まっていた。水道のある水場では、4,5羽が集まり、床面に薄く広がる水を飲んでいた。また、一羽のハシボソガラスは、首を伸ばし、蛇口の先端にくちばしをつけて水をすすっていた(写真)。
 多くが換羽中で、羽毛全体がぼさぼさしていたり、一部が抜け落ちたりしていた。
 きょうから9月。日中はまだまだ暑いが、夜は比較的涼しく、虫の声も耳につくようになってきている。セミの死骸があちこちで見られる。季節の移り変わりが感じられる。





2018年8月23日(木) 乗鞍岳2

 早朝、宿舎の窓から見下ろすハイマツ林で、ホシガラスが球果をもぎとり、とり出した種子をあちこちに隠している様子がよく観察できた(上の写真)。つがいと思われる2羽が、ガーガー鳴きながら、ある距離を保ちつつ、行動を共にしていた。ハイマツの緑の絨毯を背景に、ホシガラスの白黒模様がきわだっていた。
 晴天ではあったが、風が非常に強く、雲がものすごい勢いで流れていった。昨日ライチョウを観察した場所では、ライチョウを一度ちらっと見たのみ。
 少し下った岩場で、ツキノワグマに出合った。距離が離れていたので、安心して観察、撮影できた(下の写真)。小さ目だったので、若い個体ではないかと思われる。遭遇しても撮影する機会はそうないので、幸運だった。

 ナナカマド類があちこちで赤い実を多数つけていた。

2014年8月22日(水) 乗鞍岳

 昨日より、乗鞍方面に滞在している。本日は、山頂付近のハイマツ帯でライチョウ(トップページ)、イワヒバリ、ホシガラスなどを観察した。乗鞍岳でライチョウなどを観察するのは50年ぶり。当時と変わらず、ここは北アルプスの中でも、ライチョウをもっとも観察しやすい場所の一つだ。かなり大きくなった2羽のひな連れの雌がよく観察できた(上の写真)。
 イワヒバリは、親から独立した幼鳥が何羽か見られた。ホシガラスは、ハイマツの球果から種子を取り出し、あちこに貯えていた。ほかには、イワツバメやハイタカなど。ハイタカは、集団繁殖しているイワツバメをねらっているようだった。
 植物では、コマクサ、イワギキョウ(下の写真)、トウヤクリンドウ、チングルマなどの花が目立った。
 晴天にも恵まれ、夜空には星が輝き、すばらしい一日だった。





2018年8月20日(月) 「半分、青い。」収緑終了の打ち上げパーティ

 NHKの朝ドラ「半分、青い。」の収録が終了したとのことで、都内のホテルで打ち上げパーティが開かれた。出演者、脚本家、製作関係者など、総勢300人以上が参加していた。私は「野鳥考証」として番組の製作にかかわっていたので、お誘いがあった。
 参加者でごった返すなか、脚本の北川悦吏子さん、主演の永野芽郁さんや松雪泰子さん、斉藤 工さんらが次々に登壇してあいさつ。かかわることになったいきさつや撮影時の裏話など、興味深いお話を聞くことができた。ちなみに、私をふくめて考証役の皆さん(20人ほど)も登壇することになり、紹介された。
 収録は終了したが、放送自体は9月下旬まで続く。今後の展開も楽しみだ。


2018年8月16日(木) タカサゴユリ、花盛り

 暦の上では立秋をすぎているが、相変わらず猛暑が続いている。が、きょうは少し楽。南関東の各地でタカサゴユリの花が盛期を迎えている。慶応大の日吉キャンパスでも、道ばたのあちこちで花を咲かせている(写真)。
 花は清楚な感じだが、とにかく個体の密度が高い。密集して生えているところもある。ちょっと食傷気味。もともと台湾原産の外来種。種子を大量に風散布するため、増えるときには一気に増える。
 今週末は少し涼しくなる模様。エアコンが不要になる日が待ち遠しい。

2018年8月3日(金)~7日(火) ハリオアマツバメ調査

 ハリオアマツバメの調査のため、北海道南部に滞在中。標識ののち、渡りや行動圏、採食習性などを調べている。空中での採食物、天候と活動性の関係、局地移動などについて、貴重な情報が収集されつつある。
 ハリオアマツバメは、弾丸のように高速で直線的に飛ぶ(写真)。数羽から10数羽が編隊になって飛行する様子は、見ていて壮快だ。
 ここ数年、毎年この時期、当地を訪れている。東京、横浜方面と違って比較的涼しく、湿気が少ないので快適。とくに夜間は涼しく、ゆっくりと休むことができる。食事もおいしいし、夏を過ごすのにはよいところだ。



2018年7月25日(水) 舞岡

 本日、関東地方は暑さが少しだけ和らいだ。午後遅くから横浜の舞岡に出かけた。鳥の世界では、相変わらずあちこちでガビチョウが大きな声で鳴き、ウグイスが少数、囀っていた。サンコウチヨウのさえずりがしたので驚いたが、ガビチョウによるものまねだった。
 ヤマユリがあちこちで美しい花を咲かせ(写真)、香りを周囲に漂わせていた。カノコユリの花も見られたが、人家近くであったので栽培種である可能性が高い。ガマズミが緑色の実をつけ始めていた。
 夏のこの時期、ツミが見られることがあるので期待したが、見られなかった。

2018年7月23日(月) 猛暑続く

 東日本や西日本では、20日以上も猛暑が続いている。本日、東京の青梅や埼玉の熊谷、岐阜の多治見では気温が摂氏40度を超えた。異常な暑さで熱中症にかかる人が多く、死者も出ている。
 猛暑は、海外でも大問題になっている。米国カリフォルニア州のデスバレーでは、今月、摂氏52度(!)を記録。カナダ東部のケベック州では、猛暑の高温多湿下で高齢者らが100名近くも死亡したとのこと。一方おかしなことに、北米東部のニューファンドランドでは、6月下旬に雪が降り、2センチほど積もった。
 世界気象機関(WMO)によると、これらの異常気象は、「温室効果ガスの増加による長期的な地球温暖化の傾向と関係がある」と伝えている。

 セミだけは元気に鳴いている。写真はミンミンゼミ。横浜市都筑区のせせらぎ公園にて。


2018年7月14日(土) 三宅島3

 港で意外な出会いがあった。男性から声をかけられたのだが、だれだかわからなかった。が、三宅島に来始めのころ、お世話になったお宅の息子さんだった。
 当時、私はまだ大学生。三宅島の魅力にただとりつかれ、泊るところのあてもないまま、島にきていた。海岸の岩陰や公園のベンチなどで夜をすごすことが多かったのだが、太路池に近いお宅に、ご厚意で何度か泊めていただいたことがあった。彼はそのお宅の息子さんだった。当時、彼は中学生だったろうか。妹さんと三人で連れ立って太路池に出かけ、森に入る前に「お葉をあげる」ことのたいせつさを教わった。安心して森の中を歩くことができるように神様にお願いしておく、ということだった。遊歩道の入り口近くで、ガクアジサイの葉を石の上に置いたことをよくおぼえている。
 その後、島に通い続けるなか、時折お宅を訪れたが、家人に会うことはなかった。今はもう、ご両親ともにお亡くなりになっているとのこと。話していて、当時お世話になったことが思い出され、とてもなつかしく、またきょう息子さんに出会えたことがとてもうれしかった。
 三宅島に来始めてから、今年でちょうど50年。そんな節目の年の出来事だった。島の様子はずいぶん変わってしまったが、島の人の温かい心遣いは今も変わらない。三宅島は本当によいところだ。


2018年7月13日(金) 三宅島2

 早朝、研究ステーションの周辺を散策。昨日見聞きできなかったカラスバトが複数個所で鳴いていた。アカコッコの地上採食(写真)、ホトトギスやウチヤマセンニュウのさえずりなどがよく観察できた。
 昼からは、島の中腹部をぐるりとめぐる環状道路を広範囲に移動した。昨夏よりさらに、草木が山頂まで広くせりあがっていた。とくにオオバヤシャブシの進出がめざましい。木々の背丈が伸びたため、周囲の景色が見えにくくなっているところもある。
 うだるような暑さの一日だった。顔も腕も赤く日焼けした。


2018年7月12日(木) 三宅島

 本日から三宅島にきている。噴火後の生態系回復状況の調査。レンタバイクを借りて都道周辺を広く移動。
 研究ステーションの周辺では、ホトトギスやウチヤマセンニュウのさえずりが盛ん。イイジマムシクイの声はあまりしない。太路池周辺では、コマドリ(写真)やイイジマムシクイがよく囀っている。メジロの10羽前後の群れがあちこちで見られる。カラスバトの気配がほとんどない。伊豆岬では、午後3時ころでもウチヤマセンニュウがよく囀っている。
 浜には、ハマカンゾウの花が咲き乱れている。ガクアジサイの花も目立つ。薄い青が5月のころよりもきれいなような気がする。



2018年7月6日(金) NHK朝ドラ「半分、青い。」に鳥たちが登場!

 4月から始まっている上記番組が「人生・怒涛編」に入り、麻生祐未さん演じる藤村 麦が「野鳥オタク」として登場。それにともなって、鳥たちも登場。本日は、スズメとシマエナガが現れた。どちらも写真入り。
 私はこの番組の関連部分で「野鳥考証」という役目を担っている。そのため、番組の内容をある程度知っている。細かいことは紹介できないが、今後、ジョウビタキ、コアジサシ、キョクアジサシなどが登場し(順不同)、話に彩りを添える予定。
 どのような展開、どんな鳥がどのようにして登場するかは、観てのお楽しみ!

2018年7月4日(水) Anders P. Tottrup博士の来日

 6月下旬から、デンマーク・コペンハーゲン大学の Anders P. Tottrup准教授が来日していた。Tottrup博士は、小鳥の渡り追跡や地球温暖化が生物季節に及ぼす影響などの研究で知られる新進気鋭の研究者だ。今回の訪日は、渡り研究の手法をめぐる情報/技術交換が目的。東北地方を旅行しながら、親交を深めた。
 これまで北欧の研究者との交流はほとんどなかったので、室内と野外での情報/技術交換はとても刺激的だった。今後、小鳥の渡りなどをめぐって共同研究が進展していく予定。楽しみにしている。
 あすの離日を前に、本日、滞在中の活動の成果と課題について夕食をまじえながら議論した。


2018年6月22日(金)~24日(日)  山形県南部

 青森に続いて、ハチクマ関連の調査で当地にきている。雪をかぶった飯豊連峰があいかわらず美しい。今年は、毎年訪れている場所から少し離れたところで調査。ハチクマ以外では、サシバ、ノスリ、アカショウビン、ホトトギス、ツツドリ、ヒヨドリ、イカル、キビタキ、ノジコ、ホオジロ、ツバメ、ハシボソガラスなどがいる。
 渓流では、カジカガエルがよく鳴いている。植物は、オニグルミが実をつけ始め、ギボウシの花が目立つ。チョウはヒメシジミなど。
 夜には例年通り、ナイトウォッチへ。ヨタカが路上に舞い降り、じっくりと観察できた(写真)。ほかには、キツネなど。

2018年6月13日(水)~15日(金) 青森

 ハチクマ関連の調査で青森県弘前市近郊に出かけた。捕獲、標識、血液採取、行動調査などが目的。あいにく典型的な梅雨空のもと、調査は難航。が、参加した異分野のいろいろな研究者とよい情報交換ができた。
 ニセアカシアが花盛り。ミツバチがこの花の蜜を求めて動きまわる。例年なら、ハチクマも活発に動きまわるのだが、今期は気温が上がらないためか、動きが鈍い。
 調査地付近には、ハチクマのほか、キビタキ、ヒガラ、ウグイス、カケス、ハシブトガラス、カッコウ、ツツドリ、ノスリ、カルガモなど。
 調査は週末まで続く。天気が回復することを望みたい。

2018年6月9日(土) 自然観察満喫の一日

 関東地方、梅雨入り、との情報がある中、幸いにも好天。午前中、東京湾沿岸の中央防波堤近辺、午後、大田区の森ケ崎水再生センター、夕方、横浜市金沢区の野島、夜間、横浜市戸塚区の舞岡と、広範囲を移動した。
 中央防波堤は主に水鳥類の観察、森ケ崎はビルの屋上で繁殖するコアジサシの観察、野島はのんびり散策、舞岡はホタル(ゲンジボタル)狩りのため。忙しく動きまわったが、充実した一日だった。
 森ケ崎では、今年も数百羽のコアジサシが繁殖している。貝殻の敷きつめられた地上にいる時も(写真)、ふわっ、ふわっと飛んでいる時も、とても優雅だ。

 

2018年6月5日 カルガモ親子

 今年も、横浜北部の湖沼でカルガモのひながふ化し、親鳥とともにすごしている。今年は抱卵の時期にカラスか何かの捕食にあったのか、ひなの数は、見られ始めた時すでにわずか2羽(写真)。親鳥の心配をよそに、ひなはあちこち忙しく動きまわりながら、小さなものをつまみとっている。
 近隣には、カルガモとマガモ(アヒル)との交雑個体、通称「マルガモ」の雄が見られる。つがい相手の雌の姿が見られず、独身のまま。
 そろそろ、カイツブリのひなも現れる頃。楽しみにしている。





2018年5月31日(木)~6月1日(金) ブッポウソウなどの観察

 知人の案内で、広島県北部、三次(みよし)市の山林を訪れた。目的は、ブッポウソウなどの観察。当地では巣箱を多数架設し、ブッポウソウの繁殖を促進している。山林沿いの比較的開けたところに点々と巣箱が架けてあり、ほぼすべての巣箱をブッポウソウが利用している。関東地方ではまったく見られない光景であり、たいへん興味深かった。
 当地では、ブッポウソウをめぐって、研究だけでなく教育・啓発活動もさかんに行なわれている。地元の人たちの全面的な協力があり、そうした活動が成り立っている。地元の人たちの穏やかで、やさしい気持ちにふれ、感動した。
 ブッポウソウ以外では、ホトトギス、サシバ、ハチクマなどが見られ、水域ではゲンジボタルやヒメボタル、オオサンショウウオなども見られるとのこと。すばらしい場所だ。

 今後の交流や共同研究を楽しみにしている。
 写真は、電線にとまるブッポウソウ。下は、羽づくろいしているところ。

2018年5月19(土)~21日(月) 三宅島

 2000年噴火から、じきに18年がたつ。三宅島の自然は着実に回復しつつある。泥流や火山ガスによって大きな被害を受けた山腹から山頂にかけても、草木がどんどんせり上がっている。かつてほぼ静寂を保っていた鳥の世界も、次第ににぎやかさを取り戻しつつある。
 今回は、原付バイクで島の中を広く移動し、鳥や植物の状況を見てまわった。海岸付近では、イソヒヨドリやアマツバメなど、草原ではウチヤマセンニュウやカワラヒワなど、森林内ではイイジマムシクイ(写真)、アカコッコ、コマドリ、ミソサザイ、ヤマガラ、メジロ、ホトトギスなどが目立っていた。カラスバトの姿がどこに行っても見られなかった。植物では、ガクアジサイの花、クワの黒く熟した実、外来のユリの花などが目についた。



2018年5月15(火)、16日(水) 長野県野辺山

 知人からの招待を受け、鳥仲間数人と野辺山に出かけた。標高1700mの知人宅に滞在。
 森はようやく、木々の葉が広がり始めた時期。キビタキ(写真)、オオルリ、ヒガラ、コガラ、イカル、ウソ、キバシリ、メボソムシクイ、エゾムシクイ、ミソサザイなどがさえずり、忙しく動きまわっていた。草原では、ノビタキやホオアカ、ヒバリ、カッコウなどがよく見聞きできた。
 知人宅は森に囲まれ、ベランダに居ながらにしてキビタキやヒガラ、コガラ、ミソサザイなどを見聞きすることができる。鳥仲間と鳥のこと、昆虫や植物、星のこと、本や音楽のことなど、いろいろ語り合うことができ、すばらしい時間をすごすことができた。
 野辺山の自然景観は広々としており、本州と言うより北海道の景観を思わせる。残念なことに、ここもシカによる森林植生への食害が進んでいる。


2018年5月13日(日) ヒメアマツバメの繁殖

 冬に見つけておいた神奈川県西部のヒメアマツバメの営巣地に出かけた。予想通り、20~30羽のヒメアマツバメが建物の天井に張り付けた巣にさかんに出入りしていた。巣は10数個のかたまりになっており、それぞれ、冬にねぐらにしていた当時のものを多少修復した感じで、出入り口がよりはっきりしていた。
 雨が断続的に降っていたが、ヒメアマツバメは気にせず、チリリリーという声を出しながら近隣の空中を飛びまわっていた。巣内の様子は見ることができなかったが、出入りの様子から、抱卵期から巣内育雛初期ではないかと思われた。

 




通行人の肩にとまろうとするハシボソガラス錦糸町駅前。

至近距離まで近寄ってきたハシボソガラス。
2018年5月7日(月) 東京の錦糸町駅周辺に出没する人馴れガラス

 ここ1週間ほど、上記のカラスが世間をにぎわせている。私もテレビ3社ほどから取材を受けた。
 おもしろいことに、このカラス、都心にふつうにすみつくハシブトガラスではなく、農村地帯などに多いハシボソガラスだ。特定の1個体が駅構内の券売機を突いたり、人のカードをくわえ取ったりする。歩いている人の頭や肩に乗ったりもする。人をまったくおそれない。
 野生のカラスが見せる行動とはかけ離れている。違いを整理すると、以下のようになる。このカラスは:
 ★駅の券売機のような建物の奥深くまで入ってくる。野生のカラスは、建物の奥までは入ってこない。
 ★人が激しく行きかう駅の構内やその近隣で、人のすぐそばまできたり、人の肩や頭に乗ってくる。野生のカラスは、そのような行動は見せない。
 ★繁殖時期であるにもかかわらず、常に一羽でいる。この個体が雄だとして、雌が抱卵中だとしても、一日の中で何回かは雌雄が一緒になるのが普通。

 このあたりにいること自体が不自然な種であることと考え合わせて、このハシボソガラスは飼いならされていた個体で、何らかの理由で放されたものではないかと推察される。


2018年4月28日(土) 都内にイスラエルの知人を案内

 連休初日、快晴、イスラエルのヘブライ大学の研究者ご夫妻を上野から東大構内へと案内した。案内したのは、つくばの産業技術総合研究所の研究会で知り合ったEdouard Jurkevitchご夫妻。Jurkevitch教授は、ガラパゴス諸島に入り込んだPhilornis downsiという寄生バエがダーウィンフィンチ類に与える影響とその防止策について研究している。
 東大構内を散策するのは5年ぶりくらいだったろうか。休日で静かな構内を、安田講堂、三四郎池、工学部、農学部方面へと移動した。Jurkevitch教授は若いころ、東大に留学していたことがあるとのこと、とてもなつかしがっておられた。
 このところ、イスラエルの関係者との交流が続いている。先々週には、テルアビブ大学のYossi Leshem教授の紹介で知り合った鳥の関係者を、明治神宮や代々木公園に案内した。この方は、空軍のパイロットだけあって、動体視力がとてもすぐれていた。
 海外のいろいろな方と交流するのは楽しいことだ。

2018年4月26日(木) 都心のウミネコ

 ここ数年、墨田区から江東区にかけて繁殖するウミネコの調査を行なっている。ウミネコは、この地のマンションの屋上で営巣する。きょうは、都心ウミネコ研究会のメンバーとともに、昨年に営巣した場所を見てまわった。まだ巣づくりなどには早かったが、いくつかの場所には数羽から数10羽がすみついていた(写真)。
 市街地の住民にウミネコは嫌われている。糞がきたない、こわい、鳴き声がうるさいなどの感情をもたれており、マンションの管理会社や行政などが対策に奔走している。網を張られたり、営巣地がこわされたりして、ウミネコはあちこちに移動せざるを得ない状況になっている。
 今年もいろいろありそうだ。



2018年4月23日(月)、24日(火) 新潟

 繁殖期の調査の下見のため、新潟を訪れた。知人の案内で、沿岸部の林や少し内陸に入った森林を見てまわった。
 沿岸部には明るい林が広範囲に広がり、アオジ、ホオジロ、カワラヒワ、クロツグミ、コムクドリ、ヒヨドリ、キジなどが見聞きできた。内陸の森林では、シジュウカラ、ヤマガラ、キビタキなどが目についた。
 オオシマザクラ系のサクラが、盛期はすぎたものの、あちこちでまだ花をつけていた。山里の沼沢地では、やはり盛期はすぎたものの、ミズバショウが花(苞)を開いていた(写真)。
 今夏は、海岸林を中心に、広い範囲で小鳥の生息状況を調査する予定。モズ類やツグミ類などに注目したい。

2018年4月22日(日) 葉山森戸川流域

 知人を案内して、神奈川県葉山町の森戸川流域の森林を訪ねた。暖かい晴天のもと、オオルリ、センダイムシクイ、ヤブサメ、サンショウクイなどの夏鳥をはじめ、ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ、カワセミ、アオゲラ、ガビチョウなどの常連がよく見聞きできた。
 木々の若葉が陽光に映えてきらめいていた。ノダフジ(写真)、ウツギ、ミズキ、ニリンソウなどの花々、ハンミョウ、二ホントカゲ、突然現れたタヌキも目を楽しませてくれた。
 やがて、サンコウチヨウ、アオバズク、ホトトギスなどの遅めの夏鳥もやってくるだろう。


2018年4月18日(水) 「オースティン写真展」

 東京九段下の昭和館で開かれている「希望を追いかけて ~フロリダ州立大学所蔵写真展~」に出かけた。日本の鳥類学の発展に大きく貢献したオリバー・L・オースティンJr.(Oliver L.Austin,Jr.1903-1988)さんが撮影した写真の展示会だ。

  http://www.showakan.go.jp/events/kikakuten/index.html

 オースティンさんは、戦後まもない昭和21年から25年まで日本に滞在した鳥類学者。よく知られたところでは、バードデイ(→バードウィーク)の創設にかかわった方だ。1961年に出版されたBirds of the World(Golden Press)は、当時、世界の鳥類全般にわたる書籍がほとんどなかった時代に広く読まれた。私も夢中になって読んだ一人。
 オースティンさんが日本で撮影した写真は、鳥類学者としての記録だけでなく、各地の都市や農村のくらし、そこに生きる人々の姿を写し出している。今回の写真展は、むしろそちらの方面に焦点があたっているが、当時の日本の鳥類学者との交流をめぐる写真や記録なども展示されており、鳥関係者でも十分に楽しめる。
 この展示会やオースティンさんをめぐって、京都の須川 恒さんが興味深い一文を寄せている。

https://www.dropbox.com/s/8huegi8yxqq8ydk/Alula201804SugawaTorimichi2nd.pdf?dl=0

 鳥関係以外の写真も、昭和のなつかしい風景や人のくらしをいっぱい見せてくれる。諸事情から日本人にはなかなか撮影できなかったものが多くあり、感慨深くもあり、楽しくもある。


2018年4月10日(火) 新緑拡がる

 横浜や湘南地方では、ソメイヨシノの花が散り、早くも新緑の時期を迎えている。今年は、季節が1週間から10日ほど早く進んでいる。
 ケヤキやモミジ、コナラの若葉が青い空に映えて美しい(写真)。空気まで淡い緑に染まっているように見える。ツバメの群れが空中を飛びかっている。野山では、ヒバリやシジュウカラのさえずりが響きわたっている。
 美しく、活気に満ちた季節がやってきた!

2018年3月30日(金)~31日(土) クロアシアホウドリの調査

 クロアシアホウドリの繁殖経過確認のため、31日に八丈小島に渡った。無人島である小島の繁殖地に入ることは控えるよう求められているが、伊豆諸島自然史研究会では、八丈在住のメンバーが定期的に観察を続けている。私は同会の代表を務めている。
 今年は、12巣で産卵があり、7羽のひながふ化、順調に育っている(上の写真)。繁殖していない若いペアーも多数おり、さかんに求愛ディスプレイを行なったり、特定の場所に座り続けたりしていた(下の写真)。昨年は2羽のひなしか育たなかったので、集団繁殖地は順調に形成されつつあると言える。
 不用意な干渉や妨害などがなければ、来年以降、数10羽から数百羽規模の繁殖地ができていくものと予想される。それまでは、極力、静かにしておくことが重要だ。
 小島内では、クロアシ以外に、アカコッコ、ウグイス、コマドリ、イソヒヨドリ、ハシブトガラス、ウミネコなどが見聞きできた。イイジマムシクイはまだ来ていない模様。八丈本島では、夜間、アオバズクがさえずっていた。越冬している個体と思われる。

 





2018年3月23日(金) 春が来た!

 横浜では、ソメイヨシノの花が開き始めた。場所によって木によって状況は違うが、開いているところでも、現在は一分咲きといったところ(写真)。開花の初日は、19日か20日頃だったが、21日にはかなりの雪が降り、日中でも気温は数℃にまで落ち込んだ。
 きょうは一転して暖か。20℃ほどもあるか。モモの花は見頃。日当たりのよいところでは、ケヤキが新芽を出している。林では、コブシやキブシ、タチツボスミレの花が咲いている。春の気配があちこちで感じられる。
 鳥の世界では、ウグイスやシジュウカラ、ガビチョウがさえずり、メジロやヒヨドリがウメ、モモ、サクラの木々に蜜を吸いにやってきている。エナガは巣づくりから産卵、抱卵の時期を迎えている。

2018年3月18日(日) ダーウィンが来た!「匠の技で生きる!里山のもふもふ鳥エナガ」

 NHK日曜夜の人気番組ダーウィンが来た!で、エナガの採食や巣づくりの様子が紹介された。採食については、幹表面の昆虫などの卵をつまむ様子や、長い尾を生かして枝葉の幼虫にすばやく飛びつく行動などが見事に映し出されていた。巣づくりでは、コケや羽毛、クモの糸などを使って長円形の巣をつくりあげていく様子が、やはり見事に映し出されていた。
 全体として、たいへん興味深い内容にまとまっていたと思われる。
 私はこの番組の制作に協力し、少し出演もした。番組内では、エナガの都市進出にオオタカの生息地拡大が関係している可能性について話した。

2018年3月14日(水) 水道の栓をひねって水を飲むカラス

 横浜市南部の公園で、ハシボソガラスが水道の蛇口の栓をひねって水を飲んでいる。類似の行動は、札幌のハシボソガラスやハシブトガラスでも知られているが、横浜のカラスがひねる蛇口の栓は、札幌のようなレバー式ではなく、もっと普通の回転式(上の写真)。ただし、水が上方に出る点は同じ。
 この公園のカラスは、栓の内側のくぼみ部分をくちばしで突いて水を出す。出る水の量はあまり多くない。その方が飲みやすいからだろう。もっとも、勢いよく水を出すこともある(下の写真)。水を出しはするが、もちろん止めるために栓を閉めることはない。園内にいる人、とくに常連の方などが栓をひねって水を止めている。
 この水出し行動を見せるのは、園内をすみかにする特定のつがい。常連のある女性によると、2年ほど前から見せるようになったとのこと。
 本日の神奈川新聞の本紙と電子版に、関連記事「水でも飲むカァ~ 蛇口回し、器用にゴクゴク」が掲載された。電子版のサイトは以下。
http://www.kanaloco.jp/article/317170
 私のコメントも出ている。

 この行動は、動物行動学上たいへん興味深い。今後も継続して観察していく予定だ。


 自分で出した水を飲むハシボソガラス


 水を勢いよく出すハシボソガラス


2018年3月3日(土) カラスのクルミ割り、ウグイスの初鳴き

 三浦半島の観音崎に出かけた。バスの終点付近で、ハシボソガラスがオニグルミの実を空から落として割り、中身を食べていた(写真)。落とした高さは10mほど。20分くらいの間に2個のクルミを割って食べていた。路上であったので車の往来があり、仙台や秋田のように車に轢かせて割る行動も見せるかと期待したが、それはなかった。
 海岸沿いの林では、ウグイスがホー ホケキョホケキョと、ちょっと変な声でさえずっていた。今年初めて聞いたさえずり。暖かな日差しもと、早春の気配がただよっていた。
 トビがあいかわらず、人の食べ物をねらって飛んでいた。


2018年2月26日(月) フクジュソウやセツブンソウの花

 横浜市北部の県立四季の森公園に出かけた。池には、いつものようにカルガモやカワセミがおり、カルガモはみな、つがいになっていた。カワセミはまだ単独の模様。
 林の縁では、エナガ、シジュウカラ、ムクドリ、キジバトなどがさかんに何かをついばんでいた。シジュウカラは、繁殖のための樹洞めぐりをしているようなものもいた。
 風はまだ肌寒かったが、林床にはセツブンソウ(写真上)やフクジュソウ(写真下)が花を咲かせていた。ウメの花は見頃。生きものの世界は、すでに早春の気配をただよわせている。
 本日、古希を迎えた。だいぶ歳を重ねてきたが、まだやりたいことはいろいろある。健康に気をつけながら、有意義に過ごしていきたいと思っている。





2018年2月22日(木) 早大オープンカレッジでの講義終了

 「冬の鳥を楽しむ」全7回の講義の最終回、「カラスの多様な食習性と地域食文化」を話し終えた。カラスが季節の移り変わりの中でいろいろな木の実を食べること、ビワの実を食べて種子を吐き出すことによって自身の「ビワ園」をつくっているように見えること、クルミを車に轢かせて割る世界的にも注目される行動、石鹸を持ち去って林床などに隠し、あとでかじって食べる行動などについて紹介した。また、これら一連の行動は、カラスの地域食文化として整理できることについて議論した。
 冬のこの講義では、中ほどの回に江戸川区の葛西臨海公園で野外実習を行ない、次の回には、その結果の報告会を開いた。ゆったりとした雰囲気の中で講義を進めることができ、好評だったようだ。

2018年2月17日(土) 新宿で講演

 新宿区立教育センター主催の科学講演会で、「世界の自然と自然、人と人をつなぐ渡り鳥」について講演した。対象は、同センター主催の理科実験教室の受講者とその関係者。受講者は小学校6年から中学1年生、関係者は父兄や教育センターの職員。
 講演後、いくつかの質問や感想などが寄せられた。朝鮮半島の非武装地帯が渡り鳥の楽園になっていることや、北(北朝鮮)と南(韓国)に引き裂かれた親子が、小鳥の足環標識を通じて互いの安否を知るという出来事に、とくに多くの関心が寄せられたようだった。また、ハチクマの東アジア歴訪の旅を通じて、渡り鳥に国境はないこと、鳥の保全をめぐっては国際協力が必要であることなども印象づけられたようだった。




2018年2月11日(日)~12日(月、祝日) 大阪で講演

 11日、国立民族学博物館(民博)で映画会・公開セミナー「渡り鳥と人とのかかわりー北東アジアから考えるー」があり、参加した。前半は、長編ドキュメンタリー映画「鳥の道を越えて」(今井友樹監督作品)の上映、後半は研究講演と全体討論があった。私は研究講演の中で、「世界の自然と自然、人と人をつなぐ渡り鳥」という講演を行なった。
 映画は、渡り鳥の大群が渡っていた時代、かすみ網猟が行なわれていた福井県とその周辺を舞台に、かすみ網猟の実態、地域社会とのかかわり、禁猟になった経緯などが丹念に映し出されていた。研究講演では、私以外に、民博の宇田宗平准教授による「ウミウから見た鳥と人のかかわり」についての講演があった。
 全体討論では、民博の池谷和信教授の進行のもと、渡り鳥をめぐる人と鳥とのつながりについて、いろいろな情報交換を行なった。
 12日は、早朝から知人の案内で大阪城公園(上の写真)に鳥見に出かけた。スズガモ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、カンムリカイツブリなどの水鳥のほか、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、ジョウビタキ、キクイタダキ、ハクセキレイなどの小鳥をよく観察できた。とくに、サクラの木々の間を飛びかうキクイタダキが印象的だった。
 大阪城公園は、前夜に降った雪で地表が白くおおわれていた。大阪とは思えない光景だったが、それでも梅林ではすでに梅の花が咲き始めていた(下の写真)。


2018年1月29日(月)~31日(水) 北海道東部

 真冬の道東を訪れた。親しい知人の案内で、釧路、厚岸、浜中、霧多布などをめぐり、ツル類、タカ類、海ガモ類などを見てまわった。天気にも恵まれ、とても寒くはあったが、知人とのいろいろな情報交換をふくめて、楽しく、有意義な旅をすることができた。
 釧路では、主にタンチョウのねぐらや餌場で数百羽のタンチョウを観察、撮影した(右の写真)。朝、不凍河川内のねぐらから飛び立って餌場に向かう群れは壮観だった。厚岸から浜中方面では、オオワシ(写真1)、オジロワシ、クロガモ(写真2)、シノリガモ(写真3)、ウミアイサ(写真4)、ホオジロガモ(写真5)、コクガン、カンムリカイツブリなどを見てまわった。夕刻、シマフクロウのデュエット(雌雄の鳴き合い)を聞くこともできた。
 鳥以外では、あちこちでエゾシカの群れに出合った。1頭の雄ジカに30頭以上の雌ジカがつく群れもいた。
 釧路では、タンチョウなどを見に来る人の多くが外国人だった。とくに、大型観光バスで見てまわる中国人のグループが目についた。釧路での一晩、地元の鳥関係者の歓迎を受けた。いろいろな話題に花が咲き、楽しいひとときを過ごすことができた。



河川内のねぐらで休むタンチョウ


求愛ダンスをするタンチョウ(手前の2羽)


2018年1月22日(月) 大雪

 都心をふくむ関東地方が、広い範囲で大雪に見舞われた。横浜のすまい周辺も、午後には一面、銀世界に(写真)。うれしいような、やんだ後始末が心配なような、ちょっと複雑な気持ち。
 雪は夜まで降り続け、都心や横浜では、多いところで20センチも積もっている。すまいの近くにすみついているジョウビタキがどうしているか気になったが、吹雪の中、探しまわることはできなかった。
 あす、雪はやんで冷え込むとの予報。鳥も人もたいへんだ。

2018年1月21日(日) 特別展「堀越保二 野鳥と自然を見つめて」

 東京・大田区立郷土博物館で開かれている上記特別展を訪れた。会場内には、堀越先生の代表作ともいえる日本画が多数展示されており、ゆっくりと拝見することができた。これだけまとまって堀越先生の絵画を見ることができたのは初めてだ。
 堀越先生は東京・大田区の生まれ、少年期から青年期を大森の海岸の自然にふれながらすごした。その後、房総に移り住むが、堀越先生の絵には、この大森や房総の自然や鳥の世界を描いているものが多い。なつかしい風景の中に、ツルシギがいたり、タカブシギがいたりする。雪の降る田んぼでひっそりとすごすクイナが描かれているものもある。
 この日、堀越先生ご夫妻がお見えになっており、絵画を一つ一つ見ながら、当時のことをいろいろお話しいただいた。ぜいたくで、すばらしい時間だった。
 堀越先生は東京芸術大学名誉教授、私よりも10歳ほど年長だが、親しくさせていただいている。作家の加藤幸子さん、コアジサシ保護に尽力する増田直哉さんとともに、時折、食事会などを開いている。が、きょうは先生の絵を見ながら、鳥や自然についてゆっくり、じっくり語り合うことのできた特別な日だった。


ツルシギの絵画の前で堀越先生と。


2018年1月6日(土) アリスイの観察

 横浜市南部の里山にアリスイの観察に出かけた。このところ毎冬、この同じ場所にアリスイがやってくる。
 きょうははじめ、特定の倒木と地表との間に入り込み、さかんに採食していた。おそらく、倒木の隙間や地中に潜むアリをほじくり出して食べていたのではないかと思われる。同じ動作を何10分も続けていたが、時折、休憩するためか、倒木の上などに全身を現わし、静止していた(写真)。
 毎年、すみつく場所だけでなく、動きまわる範囲も決まっている。おそらく、同じ個体が訪れてきているのではないかと思われる。
 きょうは、採食の様子や動きまわる範囲をじっくり観察することができた。

2018年1月3日(水) 久里浜

 正月三が日、晴天が続いている。きょうは、久里浜の海岸付近の丘陵地を散策した。林の中では、シジュウカラ、エナガ、メジロ、ヒヨドリ、モズなどの常連と出合う。高台からは、房総半島を背景に久里浜港が見える(写真)。港には、魚船のまわりにユリカモメやウミネコの群れが見られる。海に投げ込まれる魚を食べている様子。
 海に向かって、家族の健康と安全、日本や世界の平和を祈願する。
 毎年立ち寄る久里浜天神社で、ウメの開花の有無を確認。今年はまだつぼみ。年によっては、三が日にすでに二分咲きくらいになっていることもある。ちなみに、久里浜天神社は、学問の神様、菅原道眞公ゆかりの神社とされる。

2018年1月1日(月) 真鶴

 晴天のもと、神奈川県西部の真鶴町を訪れた。岬の先端でハヤブサなどを観察したのち、クスノキ林を抜けて海岸に出た。この地のクスノキ林はいつ見てもすばらしい。巨木が生い茂る中、木漏れ日がさし、幻想的な雰囲気がただよう。メジロやヒヨドリの声があちこちから聞こえてくる。海岸には、イソヒヨドリ、ウミウ(上の写真)、ユリカモメ、ウミネコ、トビなどがいた。
 夕暮れ時、街中の一角にヒメアマツバメがねぐらをとっていた。駐車場の天井に羽毛を多数張り付けた古巣がある(下の写真)。繁殖に使われた巣をねぐらとしているようだ。巣の数は10ほど。中からはヒュルリリリリ、ヒュルリリリリという声がさかんに聞こえてくる。姿は見えないが、全体で数10羽はいる模様。この地では繁殖もしているが、越冬もしている。観察するにはよい場所だ。
 夕焼けが美しかった。赤く染まった水面に、ユリカモメの群れが静かに浮かんでいた。
 すばらしい元日だった。








写真1

オオワシ。北海道東部。

戻る


写真2

クロガモの雄(左)と雌(右)。北海道東部。

戻る


写真3

シノリガモの雄。北海道東部。

戻る


写真4

ウミアイサの雄(左)と雌(右)。北海道東部。

戻る


写真5

ホオジロガモの雄。北海道東部。

戻る

戻る


                               TOPへ
フッターイメージ