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折々の記録
 
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2025年

2025年3月30日(日)カンムリカイツブリ夏羽など

 横浜市金沢区の野島。好天で花見日和。満開のソメイヨシノの木々の下で、多くの人が花見/宴会を楽しんでいる。
 サクラの花々には、メジロやヒヨドリだけでなく、スズメがやってきている。スズメはメジロやヒヨドリとは違って、花ごと食いちぎり、花のつけ根にある蜜をなめとる。くちばしが太めなので、そうするしかないのだろう。

 海岸から少し離れたところに、スズガモ約80羽の中にカンムリカイツブリが1,2羽。すでに夏羽に変わっている(写真)。これも春のきざし。スズガモどうよう、じきに北へと旅立つ。






2025年3月28日(金) 桜の季節

 湘南地方では、桜の季節を迎えている。オオシマザクラ(上の写真)、ヤマザクラ、ソメイヨシノなどの花々が、ほぼ一斉に見ごろとなっている。1週間ほど前までは、かたいつぼみのように見えたのに、このところの暖かさのせいで一気に花が開いた。
 すまい近くの緑地では、サクラの花にメジロやヒヨドリがやってきて、せわしく移動しながら花蜜をなめとっている。地上では、ムクドリ、キジバト、ドバト、ハシボソガラス、コジュケイなどが小さなものをついばんでいる。水辺では、カルガモのつがいが、あちらこちらで休んでいる。
 道ばたの草地に、まったくと言っていいほど人おじしない1羽のコジュケイがいた(下の写真)。足に蹴爪があるので雄。通常、コジュケイは人の姿を見れば、数10メートル離れていても、けたたましい声とともに飛び立ってしまう。この雄は、人が50センチほどにまで近づいても、採食を続けている。弱っている様子はない。つがいの雌は、おそらく抱卵中なのだろう。
 ケヤキは芽吹き、うっすらと新緑の気配を見せている。野辺には、タチツボスミレの花々も。
 春がやってきた!

2025年3月20日(木、春分の日) 舞岡

 初春の舞岡を訪ねた。ハクモクレンやカワヅザクラの花が見頃。アオジ(写真)の小群が地上で何かをさかんについばんでいた。この時期、この場所では、アオジはあまり人おじしないので、じっくり観察できる。顔の黒い雄と全体に淡色の雌の両方が、1mほどの間隔を空けて採食しながら移動していた。
 ウグイスはあちこちで囀っているが、声の張りはあまり感じられない。モズの 追いかけ合い。外来種のコジュケイとガビチョウの大きな声が響きわたる。冬から春への移り変わりが感じられる。



2025年3月18日(火) 春の気配

 暖かい日が続いている。湘南地方の野山では、コブシの花が咲き始めている。庭先や道端では、ハクモクレンやユキヤナギの白い花が目立ってきている。ウグイスが囀り始め、オナガガモやキンクロハジロなどの冬のカモ類は姿を消した。いよいよ春の気配。
 すまい近くの緑地で、コゲラが営巣場所を探っているのに出合った(写真)。太枝を登り降りしながら、表面をコツコツ突いていた。コゲラは、樹木の枯れた部分に穴を掘って営巣する。ただし、この時期、人や捕食者による妨害が入ると、その場所を放棄してしまうことがある。無事に繁殖へと向かうことを願いたい。
 日本気象協会によると、東京のソメイヨシノの開花は、今月22日ころとのこと。今週中に咲き始めてしまうようだ。

2025313日(木) 映画「花まんま」を試写会で鑑賞

 

大阪の下町を舞台に、両親を失った兄と妹が苦労しながら成長していく映画「花まんま」(朱川湊人さんの直木賞同名小説が原作)。そして妹の結婚相手となるのが、大学の助教でカラスの研究者。カラスとのいろいろな「交流」が、いくつか重要な部分で展開される。

 

https://hanamanma.com/news/info241009.html

 

私はこの映画の中で、カラスが水道の栓を回して水を飲む映像を提供している。例の横浜の水飲みガラス、グミの映像だ。コンピュータ画面の中で映し出されており、それをカラス研究者、太郎役の鈴鹿央士さんがかじりついて見ている。そんな経緯があって、試写会に招待されることになった次第。劇場版パンフレット(たぶん有料)の中でも、カラスの魅力や能力について写真付きで紹介している。

 

カラス関係者には興味深い内容となっている。また、カラス関連を抜きにしても、物語として珠玉の作品だ。涙なしには観ていられない。

 

一般公開は来月425日から。


2025年2月27日(木) 皇居お堀のカモ類

 早稲田大学オープンカレッジの最後の講義を終え、帰路、皇居のお堀を訪れた。東京駅から徒歩5分ほどの場所。ヨシガモ(上の写真)、オカヨシガモ(下の写真)、オオバン、コサギ、コブハクチョウ(外来種)などが休息/採食していた。もっとも多かったのは、ヨシガモ25羽ほど。くちばしを水面に浅く入れたまま、さかんに採食していた。オオバンやオカヨシガモは4,5羽、ヨシガモの間を泳ぎまわっていた。
 ヨシガモの雄は、午後遅めの陽光を浴びて、目から後頭あたりの緑がみごとに輝いていた。多くの雄のまわりには、全体に褐色の雌がつかず離れず泳いでいた。つがいがすでに形成されている模様。
 ヨシガモやオカヨシガモは、以前は西日本に多いカモ類だったが、最近はこの皇居のお堀をはじめとして、関東のあちこちの湖沼で渡来数を増やしている。
 この周辺を訪れるたびにおどろくのは、駅を囲むようにして立ち並ぶ高層ビル。数を増し、毎回、景色を一変させている。そんな中、皇居のお堀で見られるカモたちがつくり出す鳥景色、もうじき鳥たちの北への旅立ちとともに見られなくなる。次の秋、また戻ってきてくれるだろうか。





2025年2月16日(日) カンムリカイツブリなど

 2か月以上、晴天が続いている。雨がまったく降っていない。近隣の緑地の水辺は、3分の2くらいが干上がってしまっている。残った水たまりで、コサギが足振りしながら採食している。
 本日は、横浜市南部の金沢八景、野島を散策。海上には、スズガモの350羽ほどの群れ。波に揺られ、見え隠れしている。多くはくちばしを背中に入れて休んでいる。沖合には、カンムリカイツブリ(写真)が少数。
 岸辺では、オオバンが30羽ほど群れていて、水面から海藻の切れ端などをついばんでいる。ほかにはヒドリガモが数羽。例年と比べると、これらの鳥はどれも2分の1から3分の1。少ない理由は不明。

 寒さは今頃がピークか。あちこちで花開くウメにやってくるメジロは、早春のきざしを感じさせてくれる。

2025年2月11日(火、建国記念日) 場所によってウメ見頃

 湘南地方では、ところによってウメの花が見頃を迎えている。そこには、必ずと言ってよいほど、メジロが訪れている。多くはつがいでやってきて、花から花へと忙しく動きまわっている。
 私のお気に入りの散策路は、横浜市南部の舞岡、氷取沢、称名寺、野島、横須賀市の久里浜、久留和、津久井など。妻とぶらぶら散策しながら、里の鳥景色や花景色を楽しんでいる。
 この日は称名寺。池には、カワセミ、コサギ、アオサギ、カルガモ、オナガガモなど。石の上で甲羅干しをしているアカミミガメのそばで、コサギが足を振り振りあわただしく採食しているのが印象的だった。
 じきに、ウグイスのさえずりが聞こえてくるだろう。早春の生命(いのち)のにぎわいが待たれる。



2025年2月8日(土) フクジュソウ

 横浜の里山の一角に、フクジュソウが見られる場所がある。本日はその場所へ。思い通り、雑木林の少し斜面になったところにその光景が見られた(写真)。早春を代表する黄色い花、私の大好きな花の一つだ。
 この里山では、ウメの開花には少し早いが、フクジュソウとともにロウバイの黄色い花が見頃を迎えている。青空を背景に見事な花景色。季節の移り変わりを知らせてくれている。
 水辺にコサギの羽毛が散らばっていた。おそらく、オオタカか何かに襲われたのだろう。歩を進めると、林床にアオジの小さな群れ。せっせと採食している。早春の旅立ちに備えているのだろうか。

2025年2月6日(木) 葛西臨海公園

 早稲田大・オープンカレッジでの野外実習。好天のもと、参加者とともに水辺の鳥見をのんびり楽しむ。内陸の湖沼では、マガモ、カルガモ、コガモ、ハシビロガモ、オオバン、コサギ、アオサギ、カワウ、海岸ではハクセキレイ、スズガモ、オオバン、カワウなどをじっくり観察。
 とくに目立ったのは、ハシビロガモの渦巻き採食。何羽もが水面にくちばしをつけたまま、輪を描くように泳ぎまわる。これにより水面に渦が起こり、水中に浮遊する草の種子やプランクトンが巻き上げられる。カモたちはそれらを、細かな櫛状の突起のあるくちばしで濾しとって食べる。ハシビロガモ特有の採食法だ。
 帰路、芝地にオオバンが10羽ほど群れていた。人をあまりおそれず、のんびり過ごしていた。こうした光景は、この地では珍しくないようだ。

2025年2月1日(土) ウメの開花

 湘南地方では、日当たりのよいところでウメの開花が始まっている。本日は横浜市南部の氷取沢(ひとりざわ)を散策、人家の庭先で開花しているのが見られた(上の写真)。まだまだ寒い日が続いているが、季節が移り変わりつつあることを知らせてくれている。
 小川の縁にダイサギがただずんでいた(下の写真)。人をあまりおそれず、採食するでもなく、ただじっとしている。寒さにごえているわけではないのだろうが。。。
 畑地から林縁には、モズやヒヨドリ、メジロ、ハシボソガラスなど。いつもと変わらない鳥景色。あちこちでサザンカが赤い花をいっぱいつけている。平和な里の風景が広がっている。

 そんな風景の中にあるレストラン「ひとりざわテラス」で昼食。食事もおいしかったが、窓際の花瓶に生けてあるウメとスイセンのとり合わせのよさが印象に残った。




2025年1月26日(日) しんぷん赤旗にカラス研究の紹介記事

 本日のしんぷん赤旗日曜版で、私のカラス研究の紹介記事が大きく取り上げられた。水道の栓を回して水を飲んだり浴びたりする「水道ガラス」、クルミの実を車にひかせて割る「車利用ガラス」、ビワの実の種を吐き出してビワ園をつくってしまう「ビワガラス」などが、カラー写真とともに紹介されている。
 記事の中では、読者からの情報提供も呼びかけている。すでにいくつもの興味深い情報が、私のもとに寄せられている。毎日のように家にやってくるカラスが、5月にひなを連れてきた時の様子を伝えてくれたものもある。また、「交流」を続けている野生のカラスから、タニシをプレゼントされた例も寄せられている。今後まだまだ届きそうだ。楽しみにしている。


2025年1月23日(木) 国立科学博物館の「鳥」特別展を見学

 早大オープンカレッジでの講義を終えたあと、上野の上記特別展を見学した。科博の特別展だけあって、広いスペースに、マニラプトル類などの恐竜から現生の新鳥類に至る進化の筋道を、化石や骨格標本をふんだんに使って展示してあった。また、世界の現生鳥類を中心に、分類群別に写真や標本を用いて紹介しているところも圧巻だった。
 ただ、鳥ならではの繁殖行動や採食習性、渡り、環境やほかの生物とのつながりなどについての紹介は、限られていた。写真や映像をもっと多用しながら、鳥の世界のすばらしさ、興味深さ、観察のおもしろさなどをもう少し前面に出した方が、迫力があったように感じた。
 会場には多くの人が訪れ、それぞれに展示を楽しんでいた(写真)。
 特別展「鳥」は2月24日まで。

2025年1月11日(土) スズガモの群れ

 横浜市金沢区の野島。今冬もスズガモの群れがやってきた。本日時点で総数400羽ほど、ヒドリガモが3,4羽混じっている。これからカモ類は数を増やし、オオバンやカンムリカイツブリなども加わり、にぎやかになっていくだろう。
 スズガモの群れは、波に揺られながら、多くがくちばしを背中に突っ込んで休息中。雄は白黒模様がきわだち、眼が黄色、休息中も鋭く光らせている(写真)。雌は地味だが、くちばしの際から前頭部が白くて目立つ。
 あいかわらず、トビが人の食物をねらっている。



2025年1月8日(水) コサギの足振り漁法

 すまい近くの緑地。緑道の中を幅1mほどの自然の水路が走っている。そこに、ほとんど人怖じしないコサギが1羽居ついている。しかもこのコサギ、足先をはげしく振るわせ、獲物を追い出して捕食する「足振り漁法」を惜しげもなく見せる。
 獲物は小魚やザリガニなど。ゆっくり移動しながら、左右の足を交互に振るわせ、獲物を捕らえる。足指の色模様からすると、近隣の池にすむ「釣り人寄生」個体とは異なる(2024年10月6日の項を参照)。
 もっとも、この個体、いつもこの場所にいるわけではない。時々現れては、しばらく居つくことを繰り返している。ここにいないとき、どこでどんな採食法を見せているのか、今のところ不明。場所や環境によって採食法を変えているようなことがあれば、興味深いのだが。

2025年1月6日(月) 舞岡

 新年早々、風邪をひいてしまい、しばらくおとなしくしていた。
 この日、新年最初の鳥見散策。横浜市南部の舞岡に出かけた。気持ちよい晴天下、妻とともにのんびり散策。ウグイス、ヒヨドリ、アオジ(写真)、ガビチョウ、ヤマシギ、ヒクイナ、カルガモなどを観察する。
 この時期に見るアオジは、あまり人を恐れない。数mほど先の地上で、草本の種子を採食。ヤマシギは、林床の落ち葉のあいだを見え隠れしながら採食。ヒクイナは湿地の草むらの中を移動。赤褐色の羽衣が前後にゆれる。ガビチョウは、相変わらず大きな声でさえずっている。ウグイスはやぶの中でチャッ、チャッ。
 変わらない鳥景色、音風景だが、正月らしい幸せな雰囲気がただよっている。
 
 今年は、どんな年になるのだろうか。国内外ともに怪しげな話題が多いが、心なごむ鳥景色、音風景が消えないことを願いたい。


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